優等生が陥りやすいトラップって
ご存知でしょうか?
以前、物知りタイプの優等生は、
情報に対する接し方を考えないと
いけないですよね。
という話はしました。
この情報に対する接し方のところを
もう少し詳しく書いてみます。
多くの優等生社会人には、
「上司からの依頼は確実にこなす。」
「決めたことはやり通す。」
「ルールを守る。」
「仕事や日常にあまり不満がない。」
という特徴があります。
こんなの当たり前じゃないか!
と思う人もいると思いますが、
これらに当てはまる人は要注意です。
実は、【思考停止状態】に陥っている
可能性が高いです。
【思考停止状態】とは、
言われたことをただこなし、
成功した理由は何なのか。
それを他に生かすことはできないのか。
ひとつの事象に対して、
本質的なところが考えられない状態です。
上司からの依頼「だから」仕事をこなす。
という場合、
ただこなして上司に結果を渡すのか。
なぜこの仕事を自分が頼まれているのか。
この資料のフォーマットは他に使えないのか。
まで考える人とでは、
脳内の仕事量が異なりますよね。
あまり考えていない前者の場合、
「そういうものだ」という
固定概念が年々強くなっていきます。
ルールもそう。
そのルールが
「存在している理由」まで考えられるか?
なんですよね。
ルールに従うのは正しいですが、
理由が正当ではないルールにまで
素直に従う必要はないですよね。
決めたことをやり通すというのは、
はじめに決めたやり方から変更するのが
苦手とも言えます。
勿論、
「決めたこと」というのが、
正しくゴール(結果)を意味していて、
そこに至るまでの「手段は選ばない」というのは、
思考停止状態ではないので、大丈夫です。
このケースの場合は、
手段を決めたときですね。
「この手段でやり通す」
となってしまうと、
もっと簡単な方法を考えるということが
できなくなってしまいます。
同じような仕事を続けていたり、
疲れてくると、
思考停止状態になっちゃうものです。
そんな時に
「今、思考停止状態になってるわ…」
って気付けるかどうか。
気付いたら、
少し頭の体操だと思って、
今見えたものに対して「なぜ?」
を考えてみましょう。