今日の言葉は、
凡庸とかオーソドックスと言われる
ということは、より多くの人と同じ目線で
ものを見られるということ、
つまり共感し合えるということだと。
これこそが、私の一番の強みなんじゃないのか。
これは、2003年に「星々の舟」で直木賞を受賞し
OLやラジオDJ、コンパニオンなどの職業を経て、
26歳で作家デビュー。
「天使の卵-エンジェルス・エッグ」
「おいしいコーヒーのいれ方」
などでも知られる作家【村山由佳】さんの言葉です。
「天使の卵」で小説すばる新人賞を受賞した時に
酷評されたことを振り返って、こう思ったそうです。

自身の存在価値を高めるためにも
自分だけのスタイルや、
自分にしかできないこと。
これらの追及は、業界で生き残るうえでは
重要ですよね。
オーソドックス、
スタンダード
と呼ばれるスタイルは、
いわば王道。
多くの人に親近感があり、
伝わりやすく、
感情移入、『共感』しやすいものです。
冒険映画のストーリーなんかでも、
王道の流れってありますよね?
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小さな村の主人公が、
ピンチを救うために旅に出る。
その旅の中で、
仲間に出会い、強くなっていく。
超えられない壁にぶつかって、
仲間の裏切りにあって、
どん底に突き落とされたのち、
そこから這い上がる。
ラストシーンに登場する主人公は
最初の人物とはまるで別人。
そしてハッピーエンド。
この流れに沿って描かれている
物語は流れがわかりやすく共感しやすい
とされています。
桃太郎とかで慣れ親しんでいるからですかね。
演出の方法だったり、
スケールの問題だったり、
部分的に変更されていたり、
一見すると気付かなかったりしますが、
ヒット映画
-多くの人が見たいと思う映画
の流れをよくよく観察してみると
パターンが見えてきます。
もちろん
その期待を裏切ってくる展開も
多く存在していますので、
全てがこの流れっていう分けではないのでご注意を。


