完璧主義。
どんなイメージがありますか?
何回かにわたって優等生の話をしているので、
またか。
と思う人もいるかも知れませんね(汗
完璧主義とは
心理学的には、過度に高い目標基準を設定し、
自分に厳しい自己評価を課し、
他人からの評価を気にする性格であり、
完璧な状態であることを目指そうとする状態。
のことを指します。
完璧な状態であるという過度に高い目標を設定。
そこに向けて活動することは、
決して悪いことではないです。
ですが、
ビジネスの世界においては、
この行動が致命的になる場合があります。
どんなときかわかりますか?
簡単に書くと
未知の領域の課題を考える必要が出てきたとき
という感じでしょうか?
わからないものはわからない。
この状態で完璧を追い求めるのは
不毛な作業になります。
どんなに突き詰めたところで、100%には成りえないので・・・
もちろん、
今わかる情報を整理して、
わからないものをわかるものに変えようとするのは
大切なことなので、
「わからないものは諦めろ。」とはならないのですが、
「完璧なものは作れない。」ということを
認識しておくことが必要です。
つまり、ハードルを少し下げてみませんかということ。
完璧主義な人は、
9割方仕事が完了しており、
残りの1割くらいになって、
細かい部分を詰めていくことが必要な時に
大きな力を発揮してくれます。
しかし、完璧主義になりすぎてしまうと、
なかなか60点くらいで提出することに
拒否反応を示してしまいます。
そのため、自分が納得できるまで
その仕事にこだわってしまいがちです。
そうなってくると、
未知の領域に対する課題に対して
対応が遅くなってしまいます。
相手がいる話であればなおさら、
60点くらいで一度相手に提示。
そこから、100点に向けて話を進めていく。
いわゆる60点くらいで話の「たたき台」「素案」を作って
早々に提出する。
それがあれば、
もっと具体的な話もできるでしょうし。
代わりの人に引き継ぐこともできるでしょうし。
だからこそ、
完璧主義な自分に不完全さを。
時には100点にこだわらないほうがいいこともあるんですよね。