疲れて帰ってきて、
温かいお風呂に入っていると、
体が温まってきて、
「フッ…」と意識が飛んで
寝てしまうことってありませんか?
実はこの湯船で寝てしまうという行動ですが、
とても危険なことなんです。
国際医療福祉大学大学院の前田教授の話では、
肩まで湯船につかると、水圧で心臓が押され血圧が落ちる。
さらに長く入っていると、皮膚の血管が広がってさらに血圧が落ちる。
すると頭に血液がいかなくなり、次第に神経が働かなくなる。
そして、失神寸前になる。
とのことです。
お風呂で寝てしまっただけであれば、
湯船に顔が浸かった時に目が覚めるので、
大事には至らないですが、
もし、
血液が頭に回っていないことで、
失神していたら…
さらに、
入浴時の死亡事故は、交通事故よりも多い
そうです。
少し前のデータではありますが、
2015年の交通事故死亡者数が4,117人であるのに対して、
救急車で運ばれた患者数から推定した入浴中の
事故死は年間19,000人というのが
厚生労働省の調査で分かっています。
この中に失神による溺水以外も含まれていますが、
交通事故の実に4倍強…
これほどまで多いとは…
この件に関して、Twitter上での
今話題になっています。
俺のフォロワーさんに、というかそうじゃなくて人間全員に言いたいんだけど、風呂で寝ちゃう人はまじで風呂に入らないでほしい。2分で出ろ。
お風呂で寝るっていうのはこういうことだ。まじでこんなんで死ぬとかバカらしいからやめろ pic.twitter.com/ASoaY5TV2K
— まま (@mama_compass) 2017年12月4日
お風呂でウトウトして、失神する…
ということにならないようにするためには、
次のポイントに気をつけてください。
・湯船にはっているお湯の温度は熱すぎない38度から40度程度。
・脱衣所と浴室の空気を温かくする。
・アルコールを飲んだ時は湯船につかるのを避ける。
・半身浴で入浴時間は短めにする。
・浴槽内でマッサージをする。
・ヤバそうなときはシャワーのみにする。
外は寒くて、特にお風呂で温かくなりたいと思うこの季節。
睡眠不足の時は気をつけてくださいね。