今回はある著名人の言葉を紹介します。
自分がもし一流になりたかったら、
一流の人達がいるところに行けばいい、
二流のところで学ぶと、なれても二流なんですよ。
この言葉は、
現役時代は「変幻自在のトリックスター」と呼ばれ、
引退後は拓殖大学のレスリング部監督として
何度も最優秀監督賞を受賞されている
【須藤元気】さんのものです。
現在は、英会話学校を立ち上げたり、
ソムリエの試験に合格したり、
スキューバダイビングのプロライセンスを取得したりと、
幅広く活躍されています。
環境の大切さというは、広く知られているので
ご存知の方も多いと思います。
名門校で甲子園常連である学校と、
毎年一回戦で敗れてしまう学校。
「より強くなれるのはどちらなのか。」
毎年東大、京大へ現役合格を出している学校と、
ほとんどが就職を選択する学校。
「より学力が向上するのはどちらなのか。」
いい悪いは別問題として、
野球がより強くなるのは、強豪校でしょうし、
学力がより向上するのは、進学校ですよね。
常に強い学校は、勝ち方を知っている。
良い練習を理解している。
なにより、みんなが勝ちたいと強く思っている。
そんな環境に居たら、自ずと力はついてくるのは
なんとなくわかりますよね。
会社でも同じようなことはあります。
無理をしてでも意識の高いエリート集団にいると、
自然とエリート集団の考え方に染まり、
いつか無理をしなくてもいられるようになる。
もう少し話をすると、
人の脳内には「ミラーニューロン」と呼ばれる細胞がいます。
簡単に紹介すると、モノマネ細胞です。
ミラーニューロンの機能として多くの説がありますが、
そのひとつに共感という者があります。
相手の行動が、あたかも自分の行動であるかのように感じる
という事です。
知らず知らずのうちに、私たちは周りの影響を受けています。
そう、知らないうちに。
だから、意識して周りの環境を変えることは、大切なんです。
一流になりたかったら、一流たちがいるところに行く。
一流を目指す集団にいることも大切ですが、
それよりも、
既に一流の人たちがいるところに混ざる方が重要なんですね。