今回の言葉は、こちら

 

限界を超えたところで頑張っていると、

それが普通になって、

さらに遠い限界に行ける。

 

 

37歳と遅咲きの作家であり、

1997年に発表した「池袋ウエストゲートパーク」や

2003年に直木賞を受賞した

「4TEENフォーティーン」などで

若者からの支持も高い【石田衣良】さんの言葉です。

 

物事は

コツコツと続けていくことで

上達していくものと、

続けていてもなかなか上達が見えず、

ある時グッと一気に上達するもの

がありますよね。

 

前者の場合は、

成長が目に見えるので、

やっている本人も面白く、

結構やる気は持続します。

 

一方後者の場合、

なかなか進んでいる気がしない。

やってる本人もつらいだけ。

という状態はよくあります。

 

本人は頑張っているんだけど、

結果が出ない。

だから、やめてしまう。

 

本当はあともう少しで、

グッと上達するタイミングなのに、

それは本人にはわからない。

 

ビジネスなんかは完全に後者で、

ベース、仕組みを作っている期間は

地味な仕事も多いですし、

収益もそんなに上がるわけではない。

むしろ赤字になっていたり。

 

だから、

結果が出てくる前に辞めてしまう人も多い。

助走期間をしっかり持っている仕組みの方が

その後の持続性も高いことが多いのに。

 

 

周りの環境の大切さの話と通じるところがありますが、

限界を超えた状態を続けると、

その状態がいつしか普通になる。

 

つまり、そこが次の基準値になる。

高くなった基準値からさらに限界を超えた状態は、

最初からみると思いもしなかったところだったりします。

 

なかなか成果が出ないことに

取り組んでいるとしても、

こういったことを頭の隅にでも置いておくと、

続けることができるかなと思います。

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