寝ている間、人はただ目を閉じて横になっているだけだと思いますか?
実は体内では、目を覚ましている時よりも活動が活発化しています。
その代表的なものが脳の活動です。
睡眠の状態
睡眠には次の2つがあることはご存知でしょうか?
『浅いレム睡眠』と『深いノンレム睡眠』
です。
この2つのうち『レム睡眠』、
この睡眠時、体は休息状態にあり、脳は活性状態になっています。
脳内では、短期的な記憶を長期的な記憶ができるエリアに移動したり、
物事を整理したりと、覚醒時よりも活発な状態と言われています。
この活動の影響で、
レム睡眠時に人は夢を見るとも言われています。
この他、細胞の再生や成長なども多くの場合、睡眠中に行われます。
寝る子は育つとはまさにこのことですね。
睡眠時は脳内でのカロリー消費や細胞の成長などが行われるため、
結構なカロリーが消費されているわけです。
十分な睡眠をとっていると…
前回の記事にも記載しましたが、
体重60 ㎏の人が、1日8時間睡眠をとったとして、
おおよそ500 kcal消費すると言われています。
つまり、1か月睡眠をしっかりと取ると
500 kcal × 30日 ⇒ 15,000 kcal
これだけのカロリー消費が発生することになります。
さらに、
8時間睡眠をとる人と6時間睡眠をとる人を比べると、
500 kcal(8時間睡眠)- 380 kcal(6時間睡眠)⇒ 120 kcal
と睡眠時間2時間で120 kcalの差が発生します。
これは、6時間睡眠の人は、8時間睡眠の人に比べて
1日120 kcalを余分に取っているともいえるわけです。
忙しいとついつい睡眠時間を削りがちですが、
しっかりと休んであげることで、
心も体も健康的になれるという事ですね。